〜イエスとロバの物語〜

作者インタビュー


ヒヒヒーン!
ヒヒヒーヒ♫
ヒヒヒーヒ
ヒヒン♪

みなさんこんにちは。サンちゃんからご紹介にあずかりました、作者のサトシとミクです。今回は作者インタビューに答えて行きたいと思います。絵本の裏設定などお伝えできることが楽しみです。よろしくお願いします。

出遅れました〜!インタビュアーのミンミンです!糖分と好奇心のかたまりの僕がサトシとミクに色々聞いちゃいます!よろしくお願いしま〜す♫

インタビューを始める前に。このインタビューには、ネタばれがふんだんに含まれるとおもいまーす!なので、まだ絵本を読んだことのない方は絵本を読んだ後にこのページに遊びに来てくださ〜い。
それでは「イエスとロバの物語」作者インタビュースタートです♫


ヒヒーン♫

ではでは、文章担当のサトシさん。沢山の方が「感動した」と絶賛のこの絵本ですが、物語が生まれた背景や絵本が世に出るまでのストーリーを聞かせてください。

はい、この物語は友人とランチを食べているときに突然うまれました。頭の中にあるイメージを言葉に変換して友人に聴いてもらったところ「この物語は誰が書いた本の物語なの?」と尋ねられ「今できた物語だよ」と答えると驚いた友人は、この物語を絵本にするよう励ましてくれました。

なるほど!
お友達との会話からうまれた物語なんですね〜。

はい。自分で頭をひねって創り出した物語ではないため、僕自身この物語のファンなんです。もっとも、その時点では、主人公のロバがイエスの為に生き抜いて生涯を終えるところで物語が終わる予定でした。

え〜!そうだったんですね!
じゃあ、あの、サンが白馬の姿になって天に復活するクライマックスはどのような経緯で追加されたんですか?

はい、物語の絵本化を励まされた僕は、絵が上手な別の友人に物語の内容を伝えました。この友人は絵を描く事を快く引き受けてくれましたが、絵本化プロジェクトが本格化するまえに乳がんを患い、苦しい闘病生活を経た後、天に召されました。

友人が天に召され、心が悲しみに覆われていた時、地上での命を終えたロバが白馬となりイエス様と共にこの地に戻ってくるイメージが目の前に現れました。

友人との別れはほんの一時的なものであり、また会うことができる。聖書に記されている復活の約束が、白馬のイメージとして、ありありと目の前に現れた事により僕の心はなぐさめられ、神さまへの期待と信頼が一層強くなりました。

友人は、イエス様の為に精一杯、力一杯、与えられた命を用いました。
まさに、心と思いと知力を尽くしてイエス様を愛していました。

彼女ともう一度会える事を僕はとても楽しみにしています。栄光の身体に造りかえられた、元気な姿で再会できる事を。

サンが白馬の姿で天に復活したストーリーから、僕のように慰めを受ける方が一人でもいるならば、クライマックスに復活のシーンを追加した事は正しかったと言えると信じています。

そうでしたか。クライマックスシーンの裏に涙の物語が隠されていたんですね。

ご友人と再会する日が楽しみですね!

とはいえ、少しだけ突っ込んだ質問をさせて頂いてもよいですか?



はい、もちろん良いですよ。

この物語は聖書をもとにしたフィクションであるとはいえ、ロバが復活することについて聖書的な根拠を説明する事は難しいと思います。

その点について、どう考えているか聴かせていただけますか。






・・・・・・・

お答えします。聖書にはペットや動物が天に行くとは書かれていません。一般の教会の考えでは、ペットに死後の命はないと考えるのが普通のようです。

しかし、伝道の書には「人の子の霊は上に、獣の霊は下にくだる」とあるので、動物にも死後の命、つまり霊があると僕は考えてます。

僕は猫を飼っていますが、ペットを飼った事がある方なら、動物がただ本能に従い動いているだけの存在ではないとわかるはずです。

また、黙示録をみると天国に馬がいる様子も描かれています。天国でも動物と触れ合う喜びを味わえるのですね。

サンは獣として下の世界に下るはずのものでしたが、イエスを信じて上の世界「天国」へと招かれたのだと思います。

聖書の言葉を使って、ペットが天国に行くか行かないか断言出来る人はこの世界に存在しません。

なぜならそこは、神様の領域だからです。

だからこそ、僕は信じます。

天国でもペットと会える。あの動物たちとまたあえると。



ヒヒーン♫

サンちゃん嬉しそうですねー♫

という事は、ミンミンが最近まで飼っていたグッピーも今ごろ天国で元気に泳いでるんですね!なぐさめられます涙。



いや、サカナは天国に行かないと思います。。。




・・・・・・・・・。

き、気を取り直して。

次は作画を担当されたミクさんに質問です。

イエスとロバの物語は、温かな絵が文章とマッチしていてとても良いと好評ですが、絵に込めた思いなどあればお聞かせください。

はい、ミクです。
作者の想いを大切に、求められることを絵にあらわせるよう心掛けました。
サンの気持ちになって描けたように思います。

素晴らしいですね!
作者の想いを大切に描いたからこそ生まれた文章との一体感なんですね。
とくにこだわって描いた部分などはありますか。

そうですね、サンの表情にはこだわりました。
また、イエス様とサンがふたりきりのシーンでは優しく温かい雰囲気を出せるよう頑張りました。

なるほど~ほかにもこだわりを発揮したところはありますか?

他には、サンの心情を見てくださる方に迫って伝えられるよう、構図にもこだわりました。全体的に引いてみた構図であったり、アップで表情を描く構図であったり。
サンの気持ちに私自身も近づくよう心がけました。

物語を読むにあたり、ミクさんにも迫ってくるサンの気持ちがあったのですね。

はい。物語を読んでいると、私もその世界へ引き込まれていき、サンのけなげな感じや変化する心情に心打たれました。なのでサンの心情は、自然と絵にも取り入れやすかったです。



❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎

〜つづく〜

powered by crayon(クレヨン)